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5月20日の特集NEWS
メカニカルシールって何ですか?
と聞かれても、よっぽど機械関係に詳しい人にしかピンときませんよね。
簡単にいうと、メカニカルシールとは攪拌機やポンプなどの回転軸から
液漏れを防ぐための機械的なおしめのようなもの。
軸のサイズにキッチリ作ると摩擦で回転軸が回らないし、ブカブカだと当然、
液漏れをしまくってしまう。
ですから、メカニカルシールと軸の間には
「あるようで、ない、数ミクロンの隙間」を作る事が重要で、
それだけにメカニカルシールの構造は複雑で、
その開発と製造には精密な技術を要求されます。

この精密な技術によって、グランドパッキンと呼ばれる
「つめもの式」のシールのように回転軸側を磨耗させることなく、
かつ漏れもほとんどないシールが実現します。
身近なところでメカニカルシールが使われているものを探すと、
例えばクルマの内部、エンジンを冷却するための
ウォーターポンプ用シールなどがあります。
メカニカルシールの材質とメーカー
メカニカルシールの材質はゴムを多用したもの、
金属を多用したものといろいろあり、価格や用途によって選択されているようです。
また、メカニカルシールを作るための部品には超硬合金や
カーボンなどの材質も使われることもあります。
メカニカルシールを作っている会社としては、
自動車部品用のメカニカルシール製造で近年大幅に成長したイーグル工業や、
ポンプのメーカーであるエバラ(荏原製作所)なども高い技術を持っています。
また、メカニカルシールを使用した機器・部品は性質上、
磨耗が少ないのでメンテナンスフリーで故障が少ないと考えられていますが、
ひとたび交換となると、精密な構造のため修理や交換にも
専門的な技術を要しますから、メカニカルシールを取り扱う会社には
非常に高度な開発力・技術力を持ったところも多いのです。
「知らずに身近な」メカニカルシール
メカニカルシールは先に書いたように車の部品やポンプなど身近なところから、
超精密な工業用機材にまで結構いろいろ使われています。
興味がわいたら、こういった細部に隠れた先端技術みたいなものを
調べてみるのも面白いものです。
メカニカルシールのメーカーとして紹介した
イーグル工業のホームページなんかには、
メカニカルシールの構造の詳しい説明が図や写真を使って
親切に説明されているので、一度覗いてみると面白いですよ。